*セキュリティ用語集*


*ブロック暗号*

用語の別名Block-Cipher
ジャンル[暗号]
内容暗号処理対象のデータを一定の長さのブロックに分け、対称暗号を使用して順番に処理していく方式です。対称暗号なので、入力データに対する演算(暗号)の結果に逆関数を適用(復号)することで、元の入力データに戻るようになっている必要があります。
固定長のデータを入力すると、まず「鍵スケジューラ」と呼ばれる鍵拡大処理でデータ変換に必要な鍵を生成し、その鍵を使用して入力データを変換します。この一連の処理を「ラウンド」と呼び、アルゴリズムによってラウンド数が決まっています。この一連のデータ攪拌処理は暗号アルゴリズムによって決まっていますが、代表的なものに「ファイステル構造」と「SPN構造」の2種類があります。また、任意の大きさの入力データをブロックに分けて順次処理していく時の処理方法を「ブロック暗号モード」と呼び、単純に順次処理していく「ECB」をはじめ、「CBC」「OFB」「CFB」「CTR」などがあります。


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