*セキュリティ用語集*


*DES*

用語の別名Data-Encryption-Standard、デス
ジャンル[暗号]
内容IBM社で「LUCIFER」という名前で開発され、1977年に「DES(Data Encryption Standard)」という名前でNBS(現在のNIST)に採用されて、20年以上も業界標準として存在していた暗号アルゴリズムです。暗号システムが標準で持つべき暗号アルゴリズムとして指定されており、暗号処理専用の高速チップも普及して、現在でも広く利用されています。
56ビット(+8ビットパリティ)長の鍵を使用して64ビットの固定長データを暗号処理する対称暗号方式のファイステル構造ブロック暗号で、暗号と復号を同じルーチンで処理できるという特徴があります。しかし、現在は総当たり攻撃で現実的な時間内に解読されてしまうことが分かっており、2004年にNISTはDESを政府標準暗号から外しました。これに代わり、現在はDESを3度繰り返す「3DES」や、新しく採用された「AES」を使用することが推奨されています。


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